台北に住む17歳の女子高生バイ(ルゥルゥ・チェン)は、離婚した母と祖母との3人暮らし。高校生活を満喫していた彼女であったが、最近、親友ウエンと男友達イエとの関係に心を痛めていた。そんなある日、母のワン(アリッサ・チア)が交通事故で意識不明の重体となってしまう。悲しみに暮れる中、バイは母のパソコンから偶然、初恋の相手リン(リッチー・レン)に宛てた未送信メールを発見。そこには、自分と同じ17歳だったころの思い出が切々と綴られていた。遠い日の母の青春に思いを馳せるバイは、母に代わって「会いたい」とリンにメールを送る……。30年前の1982年。ワン(ルゥルゥ・チェン二役)とリンは、高校の英語スピーチコンテストで優勝を争ったことから、お互いを意識し合う存在となっていた。惜しくも2位に甘んじたリンは、ある日、英語担当の教師からビージーズの『若葉のころ』の歌詞を中国語に翻訳する課題を出される。リンはこれをチャンスとばかり、ワンへの思いを言葉に託し『若葉のころ』のレコードと一緒に、訳した歌詞を彼女に渡す。だが数日後、リンがある事件を引き起こし、二人は離れ離れになってしまう……。