1944年のシーズンに上演されて約2ヵ月ブロードウェイで続演されたジョン・ヴァン・ドルーテンの喜劇の映画化で「アンナとシャム王」「再会(1944)」のアイリーン・ダンが主演する1948年作品。原作はキャスリン・フォーブス作の小説『ママの銀行預金』であるが、ヴァン・ドルーテンの劇化台本によって「青春の宿」のテウィット・ボティーンが脚色し、「女性No.1」のジョージ・スティーヴンスが監督した。共演者は舞台装置家として有名なノーマン・ベル・グデスの娘で舞台女優のバーバラ・ベル・ゲデス、「遥かなる我が子」のフィリップ・ドーン、舞台と同じ役を勤めるオスカー・ホモルカで、助演は「謎の下宿人」のサー・セドリック・ハードウィック、腹話術の第1人者エドガー・バーゲン、「結婚五年目(パーム・ビーチ・ストーリー)」のルディ・ヴァリー、「凡て此世も天国も」のバーバラ・オニール等である。なお撮影監督は「螺旋階段」のニコラス・ミュスラカで、製作担当は「青春の宿」のハリエット・パーソンス。