1944年、アラバマ州。ハンク・ウィリアムス(トム・ヒドルストン)は、愛する女性オードリー(エリザベス・オルセン)と結婚し、幸せな生活を送っていた。やがてハンクはシンガーとして成功するが、オードリーもまた、シンガーとしての夢を諦めきれずにいた。そんな想いが家庭に不穏な雰囲気を漂わせる中、2人の間に息子が誕生。これをきっかけに、彼らの人生は希望に満たされてゆく。ところが、ハンクの音楽活動が順調に進むにつれ、再び深まる家族との溝。その淋しさを紛らわせるため、他の女性やアルコールに逃げる日々。シンガーとして優等生であることを要求するレコード会社と、父親としてのハンクを求める家族。両者に翻弄されながらも、ありのままの自分であろうとするハンクは、その想いを歌に込める……。