ウクライナで生まれ、19歳にして史上最年少の英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルとなったセルゲイ・ポルーニン。しかし彼は2年後、人気絶頂にも関わらず突如退団を決め、そのニュースは国内外を駆け巡った。様々な憶測が飛び交う中、彼はミュージシャン、ホージアのグラミー賞年間最優秀楽曲賞ノミネート曲『Take Me To Church』のミュージックビデオで姿を見せた。写真家デヴィッド・ラシャペルの監督のもと踊るポルーニンは見るものを惹きつけ、動画サイトyoutubeで1700万回以上再生され、彼を知らなかった人々をも熱狂させた。本人や家族、関係者のインタビューを織り交ぜ、ヌレエフの再来と謳われる才能と大きな苦悩を抱えた彼の心を浮き彫りにする。