29歳の鈴木リョウコ(柴田千紘)は、有名大学から東大大学院修士課程を経て、大手新聞社に勤めている。そんなエリートの彼女だったが、大学在学中にAVに出演したという過去を持っていた。それほど頑張らなくても有名大学に入ることのできる能力と、コンプレックスなしで十分生きられる美貌を持って生まれたリョウコは、昼の世界では間違いなく幸せであった。だがそれだけでは退屈な日常。友人のケイコ(内田慈)やユカ(冨手麻妙)、権力と金力を持つ彼氏・光ちゃん(原田篤)とホスト通いに明け暮れる日々を過ごしていた。それでも何故か満たされないリョウコは、売れないミュージシャン玲(久保田悠来)と爽やかな恋もするのだった。女の身体は何度でも売れると呟きながら、リョウコは心の拠り所を求めるのだが……。