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第73回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞を受賞した、トルストイの短編から着想を得た人間ドラマ。無実にも拘わらず殺人罪に問われ30年もの間投獄されたホラシア。彼女を陥れた昔の恋人ロドリゴに復讐するため、助力を得ながら彼を追っていく。「痛ましき謎への子守唄」で第66回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したラヴ・ディアス監督が、ロシアの文豪トルストイの短編『God Sees the Truth, But Waits』を足掛かりに、善悪を併せ持つ人間の本質を描き出す。
ホラシア(チャロ・サントス・コンシオ)は無実にもかかわらず殺人の罪で30年間投獄されていた。出所したホラシアは、彼女を陥れたかつての恋人ロドリゴ(マイケル・デ・メサ)への復讐の旅へ。アヒルの卵を売る男や物乞いの女、心と身体に傷を抱えた者(ジョン・ロイド・クルズ)といった困った人や弱者に惜しみなく愛を注ぐホラシア。彼女を慕う人々の助力を得て、次第に憎き男との距離を縮めていく。
2017年 第91回 キネマ旬報ベスト・テン&個人賞:外国映画ベスト・テン
「立ち去った女」:寄稿
「立ち去った女」:作品評
REVIEW 日本映画&外国映画:「立ち去った女」
UPCOMING 新作紹介:「立ち去った女」
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