ある日の昼間、カン・スア(カン・イェウォン)は大都会の通りを歩いていたところ突如誘拐され、理由も分からないまま精神病院に監禁されてしまう。そして彼女を待ち受けていたのは、強制的な薬物投与と無慈悲な暴力、さらには経験したことのない非現実の世界だった。狂気の中、病棟での出来事を手帳に記録していくスア。それから一年後、ヤラセ問題が持ち上がったTV プロデューサーのナ・ナムス(イ・サンユン)のもとに、1冊の手帳が届く。記録されている信じがたい出来事の数々に興味を抱いたナムスがスアを訪ねたところ、彼女は殺人事件の容疑者として収監中だった。取材を進めるにつれ、彼女の壮絶な体験と背後に蠢く底なしの闇が明らかになっていく。