高校2年生の橘あきら(小松菜奈)は、アキレス腱を負傷し陸上の夢を断念せざるをえなくなる。偶然訪れたファミレスで放心するあきらに店長の近藤正己(大泉洋)が優しく声をかけたことをきっかけに、あきらはその店でアルバイトを始めた。28歳も年上のバツイチ子持ちの近藤にあきらは密かに恋心を抱くが、近藤は一見クールな佇まいの彼女から好意を持たれているとは思ってもいなかった。近藤への思いを募らせついに告白するあきら。しかし近藤は戸惑い、彼女の思いをそのまま受け止めることができない。それでもあきらの真っ直ぐな思いは、二人の心の距離を縮めていく。陸上と向き合うことを避けてきたあきらとかつて抱いていた小説家の夢から目を背けてきた近藤の関係は、それぞれ自分自身を見つめなおすきっかけとなる。