パキスタンで生まれシカゴに移住したコメディアンのクメイル(クメイル・ナンジアニ)は、アメリカ人大学院生のエミリー(ゾーイ・カザン)と交際中。ところが、同郷の花嫁しか認めない厳格な母親に言われるまま、見合いをしていたことがエミリーにバレて、ふたりは破局を迎えてしまう。その数日後、エミリーが原因不明の病で昏睡状態に陥り、病院へ駆けつけたクメイルは、エミリーの両親テリー(レイ・ロマノ)とベス(ホリー・ハンター)に出会う。彼らはクメイルがエミリーを傷つけたことに腹を立てていた。クメイルへの敵意をあらわにしていたベスだったが、気分転換に訪れたコメディクラブでクメイルに人種差別的なヤジを飛ばす観客と毅然と闘ったことから、3人は心を通わせ始める。両親のエミリーへの深い愛に心を動かされ、自分にとってもエミリーがいかに大切な存在かに気付いていくクメイル。果たして、エミリーは目覚めるのか。そしてその時、ふたりの未来の行方は……。