6歳のムーニー(ブルックリン・キンバリー・プリンス)は、フロリダのディズニー・ワールドのすぐ外側にある安モーテル“マジック・キャッスル”でママのヘイリー(ブリア・ヴィネイト)と暮らしている。ある日、隣のモーテルに同年代の女の子ジャンシー(ヴァレリア・コット)が越してきたと聞くと、仲良しの男の子スクーティ(クリストファー・リヴェラ)たちとモーテルに向かい、彼女のおばあちゃんの車にいたずらをして大目玉をくらう。ムーニーたちはジャンシーを仲間に加え、安モーテルや土産物店が立ち並ぶハイウェイ脇のエリアを探索。マジック・キャッスルに戻ると入室禁止の部屋に忍び込み、モーテル中の電気をストップさせる。モーテルの管理人ボビー(ウィレム・デフォー)はムーニーたちを叱るが、子どもたちは悪びれる様子もない。ムーニーは失業したヘイリーを助けるため、ダイナーで働くスクーティの母アシュリーからワッフルをもらったり、教会のフードドライブで食料をもらったりしていた。次の仕事が見つからないヘイリーは、リゾートホテルの前でニセの香水を売り始める。ある日、ムーニー、スクーティ、ジャンシーは古い空き家だらけのエリアへ冒険に出かける。荒れた家で暖炉を見つけたムーニーは、ライターを持っていたスクーティに火を点けてほしいと頼む。3人は親には内緒の約束をして別れる。モーテルに戻ると、ヘイリーが火事に大はしゃぎしていた。スクーティの様子がおかしいことに気づいたアシュリーは真相を知り、ムーニーと遊ぶことを禁ずる。スクーティ親子の態度が変わったことに気づいたヘイリーはアシュリーを問い詰めるが、理由は分からない。モーテルに居住は許されないというルールのため、ヘイリーとムーニーは月1回、向かいのモーテルに滞在する。しかし10ドルの値上げを言い渡されトラブルに。行き場がなくなった二人を受け入れてくれたのは、ジャンシーのおばあちゃんだった。香水売りも取り締まられたヘイリーはある決意をする。