大手広告デザイン会社で働く目黒はある日、清楚で保守的だが、妖艶な雰囲気を漂わせる人妻・明乃と出会う。婚約者のいる身でありながら、強引に明乃を口説き、関係を持つようになる目黒。彼の見立て通り、明乃は次第に積極的になっていく。その逢瀬にのめり込む目黒の前にある日、得意先の広告代理店の部長・瀬尾と名乗る男が現れる。実は瀬尾は、明乃の夫だった。不倫の報復として、社会的に抹殺すると告げた瀬尾は目黒に、それを避ける条件として、明乃との関係を続け、調教することを命じる。理解に苦しむ目黒だったが、選択の余地はなかった。その日から、瀬尾の指示の下、更なる明乃への調教が始まる。それは、目黒にとって泥沼の恋愛にも似た破滅への道だった。一方、明乃は自分でも抑えられないほど、奴隷としての素養を開花させていくが……。