南アメリカの奥地にある油田で爆発が発生したとの知らせが、300キロ離れた小さな村ポルベニールに入ってくる。反政府派ゲリラによるものと思われ、多数の犠牲者も。油田火災を鎮火するには爆薬による爆風に頼るしかないものの、石油会社の倉庫にあった40ダースものダイナマイトはゲリラに奪われていた。残ったニトログリセリンを道なき道300キロ運ぶ以外に方法はない。高額の報酬と国外へ出られる旅券がかけられ、この危険な液体をトラックで運搬する者が募られた。選ばれたのは、ドミンゲス(ロイ・シャイダー)、セラーノ(ブルーノ・クレマー)、カッセム(アミドゥー)、そしてマルケス(カール・ジョン)の4人。2台のトラックにニトログリセリンが積み込まれ、出発の準備が進められる。しかしマルケスはニーロ(フランシスコ・ラバル)に殺され、マルケスの代わりとしてトラックに乗りこむ。実はニーロの正体は殺し屋であり、ドミンゲスもアメリカで銀行強盗、セラーノはパリの銀行で不正を働き、カッセムはパリで爆破事件をおこした爆薬のプロという、犯罪者たちだった。でこぼことした道なき道を進んでいく4人。彼らを待ち受ける運命とは……。