夏の日差し溢れるパリ。便利屋業として働く青年ダヴィッド(ヴァンサン・ラコスト)は、美しい女性レナ(ステイシー・マーティン)と出会い、恋に落ちる。穏やかで幸せな生活を送っていたある日、突然の悲劇でダヴィッドの姉が死亡。悲しみに暮れるダヴィッドは、独りぼっちになってしまった姉の娘アマンダ(イゾール・ミュルトリエ)の世話を引き受けることに……。親代わりとして接しようとするが、まだ若いダヴィッドには荷が重く、戸惑いを隠せない。アマンダも、母親を失ったことをなかなか受け入れられずにいた。互いに不器用で、その姿は見ていてもどかしく、しかし愛おしい。必死に逞しく生きようとするアマンダ。彼女と共に過ごすことで、次第に自分を取り戻していくダヴィッド。悲しみを抱えながらも、2人の間には少しずつ絆が芽生え始めるが……。