ナビゲーターの鳴神綾香は、乳がん検診の際にしこりがあると言われたことがある。それまで自分ががんになる可能性があることなど考えたこともなかった彼女は、慌ててがんについて調べるが、情報が溢れかえりどれが正しいかわからず、一層不安が募った。再検査の結果は良性。このことをきっかけに結婚や妊娠を意識するようになり、日本人の二人に一人ががんになることも初めて知った彼女が、不安や疑問を素直な言葉で語り、がんについての基本的な知識を一から学ぶ。腫瘍内科医、外科医、放射線腫瘍医ら医療従事者、がん経験者らと、治療法やケア、がんを経ての気付きなどについての対話を通し、がんになったら終わりではなく、一人一人人生が異なるようにがんとの向き合い方は一人一人異なること、そしてがんになった時に一緒に悩み、考え、支えてくれる人たちがいることが見えてくる。