2012年、犯罪に手を染めた少年たちが収監されている少年刑務所。心に深い傷を負い、争うことでしか自分をしずめることが出来ない彼らは、赤房・青房・黒房と房ごとに徒党を組み、喧嘩を繰り返していた。そんな刑務所に、新入りがやってくる。身寄りのない彼は誰とも馴染もうとせず、いつもひとり日記を書いていた。一方その頃、新しい看守長が赴任。徹底的に鍛えなおすと高圧的に告げ、少年たちを暴力で支配し始める。いじめを受けた自分を庇って懲罰を受ける同じ雑居房の少年に心を寄せていく新入り。二人は親友になり、いつしか仲間が増えていき、夢を語るようになっていく。看守長の抑圧がいよいよ厳しくなる中、我慢の限界にきた少年たちは団結し、ある計画を練る。