電動車椅子に乗った4名の選手が、ドリブル、パス、回転シュートを駆使して対戦チームとのゴール数を競う電動車椅子サッカー。その選手である永岡真理は生まれながらにして難病SMA(脊髄性筋萎縮症)を患い、生涯で一度も歩いたことがない。だが、ひとたび試合が始まれば、華麗かつ激しいプレーで観客を魅了する。一方、東武範は筋ジストロフィーにより呼吸器が手放せず、食事を摂ることも辛いが、電動車椅子サッカーでは国内でも屈指の実力を誇る。真剣なトレーニング、家族のサポート、自らの障害との折り合い、恋愛、そして夢のワールドカップ……。重度の障がいがありながらも、電動車椅子サッカーに人生をかける選手たちの競技にかける想いや日々の葛藤をキャメラが追う。