故郷を捨て裏社会で生きてきたロイ(ベン・フォスター)は、ボスの勧めで病院へ行く。そこで、白く靄がかかった自分の肺のレントゲン写真を見せられ、命の終わりが近いことを悟った彼は、死への恐怖に追い込まれ、苛立ちを募らせていく。ある夜、いつものようにボスに命じられるまま“仕事先”へ向かったロイは、突然何者かに襲われる。組織に切り捨てられたことを知ると、とっさに相手を撃ち殺し、その場に囚われていた若い女(エル・ファニング)を連れて逃げる。ロッキーと名乗る女は、家を飛び出し、行くあてもなく身体を売って生きてきたという。組織から追われる身となった二人は、果てなき逃避行に旅立つ……。