南米のウルグアイ政府が世界で初めてマリファナを合法化。当時のホセ・ムヒカ大統領は“麻薬密輸業者ナルコスと戦うための大いなる実験だ”と法案に署名し、国が栽培と販売を統括し、薬局で1グラム当たり1ドルで売ると発表した。薬局を営むアルフレド(デニー・ブレックナー)は、苦しい経営状況を打開するために、早速、試験販売として、ブラウニーにマリファナを混ぜて売り始める。噂が噂を呼び、薬局には長蛇の列。テレビが取材に訪れるまでになったものの、やがて密売業者からマリファナを入手していたことが発覚。警察に逮捕され、独房に入れられる。一方、法案成立から数ヶ月経っても栽培が始まらず、人々は徐々に不満を募らせ、議会に押し寄せるようになっていた。任期満了を控えた大統領は、国外の供給ルートを探ることにし、独房にいたアルフレドに、釈放する代わりに“歴史的なオバマ大統領との会談までに米国でマリファナ50トンを手に入れろ!”と極秘指令を出す。母タルマと共に米国に渡るアルフレド。“ウルグアイ合法大麻会議所”をねつ造し、コロラド州デンバーで行われる420ラリーやカンナビス・カップを通して、米国のマリファナ業界に潜入。垣間見える米国のマリファナ業界の実態。ウルグアイからの助っ人警察官タトと共に、アルフレドは大統領のからの指令を遂行することができるのか……?