1986年、カリフォルニア州サンタクルーズ。まだ子供だったアデレードは、両親とビーチにある遊園地へ出かける。そこで迷子になり、いつの間にか、“ビジョン・クエスト”というミラー・ハウスに迷い込んでしまう。その鏡の迷路には、自分ではなく自分とそっくりな少女が映っていた。現在、大人になったアデレード(ルピタ・ニョンゴ)は、夫ゲイブ(ウィンストン・デューク)、娘ゾーラ(シャハディ・ライト・ジョセフ)、息子ジェイソン(エヴァン・アレックス)と共に、夏休みを過ごすため、幼少期に住んでいたサンタクルーズの家にやってくる。友人夫婦のキティ(エリザベス・モス)とジョシュ(ティム・ハイデッカー)、双子姉妹のベッカ(カリ・シェルドン)とリンジー(ノエル・シェルドン)と一緒にビーチに出かけるが、ジェイソンを見失ってしまう。アデレードはいくつもの不気味な偶然に見舞われ、過去の原因不明で未解決なトラウマがフラッシュバックする。やがてジェイソンを発見するが、“何かがおかしい”と感じ、家族の身に恐ろしいことがおこるという妄想を強めていく。その夜、自分たちとそっくりな“わたしたち”が家の前に現れる……。