19世紀、アメリカ・マサチューセッツ州ボストン。メグ(エマ・ワトソン)、ジョー(シアーシャ・ローナン)、ベス(エリザ・スカレン)、エイミー(フローレンス・ピュー)は、マーチ家の四姉妹。情熱家で、自分を曲げられない性格のため周囲とぶつかってばかりの次女ジョーは、小説家を目指して執筆に励む毎日。彼女は自分とは正反対の控えめで美しい姉メグが大好きで、病弱な妹ベスを我が子のように溺愛している。だが、オシャレにしか興味のない美人の妹エイミーとはケンカが絶えることはなかった。そんなある日、ジョーはダンス・パーティで、資産家のローレンス家の一人息子、ローリー(ティモシー・シャラメ)と出会う。ローリーの飾らない性格に心惹かれ、やがてローリーからプロポーズされるジョー。だが、結婚して家に入ることで小説家の夢が消えてしまうと信じるジョーは、「私は結婚できない。あなたはいつかきっと、もっと素敵な人と出会う」とローリーに告げるのだった。心に一抹の寂しさを抱えながら、ジョーは小説家として自立するためにニューヨークへと旅立つ……。