スケーターの溜まり場となっているタコス店。K(中田海斗)、RYO(佐川涼)、CHEN(松本崇)、DAISAKU(日高大作レイ)の他愛ない会話から、スケートチーム・CRASHERが生まれる。4人は各地のスケートスポットやイベントに繰り出し、その活動はSNSを通じてスケーターたちの間で徐々に広まっていく。しかし、RYOとKが憧れのスケートブランド・ELEMENTから勧誘されたことをきっかけに、彼らの歯車は脆く崩れ始める。スポンサーがついたことに最初は一緒に喜んでいた二人だったが、RYOが周囲から注目を集めても純粋にスケートと向き合い、徐々にチャンスを掴んでいく一方、Kは夜の街へと繰り出すようになる。父親からの暴力やSNSの炎上もあり、仲間たちからも離れ、一人暗闇へと追い詰められていくK。まるで光と影のように、RYOとKは別々の道へと進んでいく。そんななか、世界戦への切符を決める大会が開催され、それぞれが抱える切ない思いが明らかになっていく……。