母が急死し、発達障がいのある30代の息子ガディ(ネボ・キムヒ)があとに残される。数十年前に別れた父ルーベン(ドヴ・グリックマン)が呼び出され、一人暮らしが困難なガディを受け入れてくれる施設が見つかるまでの間、狭いアパートで同居することになる。ガディは明るく誰に対してもフレンドリーだが、一方で、食べ物の配置から眠る前のルーティンまで生活習慣のこだわりが強く、長年疎遠だったルーベンは困惑するばかり。やがて2人がようやく打ち解けた頃、ルーベンは末期の腎不全と診断され、人口透析が必要になる。そんなある日、障がい者の自立支援コミュニティに空きが出るまで3、4ヶ月かかることが判明。ルーベンはソーシャルワーカーのイラナ(エヴェリン・ハゴエル)の勧めで特別給付金を申請することになるのだが……。