留学先のスウェーデンでミニマルなライフスタイルを学び帰国したデザイナーのジーン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)。かつて父親が営んでいた音楽教室兼自宅の小さなビルで、出て行った父を忘れられずにいる母、自作の服をオンラインで販売する兄と3人で暮らす彼女は、家をリフォームしてデザイン事務所にすることを思い立つ。理想的なオフィスを目指し、モノにあふれた家の“断捨離”を進めていくジーン。洋服、レコード、楽器、アルバムといった友達から借りたままだったモノを返して廻るが、彼らの反応は千差万別で、なかなか思うように断捨離は進まない。そんななか、かつての恋人エーム(サニー・スワンメーターノン)から借りたカメラを見つけたジーンは、処分に困りながらも小包として送り返すが、受取を拒否されジーンのもとに戻ってきてしまう……。