燃ゆる女の肖像

第72回カンヌ国際映画祭脚本賞およびクィア・パルム賞を獲得したラブストーリー。画家のマリアンヌはある貴婦人から娘エロイーズの肖像画を描くよう依頼される。望まぬ結婚を控えるエロイーズと女性画家はキャンバスを挟み見つめ合ううちに恋に落ちるが……。監督は「水の中のつぼみ」のセリーヌ・シアマ。画家のマリアンヌを「不実な女と官能詩人」のノエミ・メルランが、貴族の娘エロイーズを「水の中のつぼみ」にも出演、シアマ監督の元パートナーであるアデル・エネルが演じる。

18世紀、フランス。画家のマリアンヌ（ノエミ・メルラン）はブルターニュのある貴婦人から、娘のエロイーズ（アデル・エネル）の見合いのための肖像画を描くよう依頼される。マリアンヌは結婚を拒むエロイーズに身の上を隠して彼女に近づき、孤島の屋敷で密かに肖像画を描きあげるが、真実を知ったエロイーズは絵の出来を否定。描き直すことを決めたマリアンヌに、モデルになると申し出るエロイーズ。キャンバスを挟み見つめ合い、島を散策し、語り合ううちに、二人は恋に落ちていった。約束の5日後、あと一筆で肖像画が完成するところまでくるが、それは別れの時を意味するものだった……。