人間を凶暴化させる謎のウイルスにより、わずか1日で韓国が崩壊。姉とその息子を失いながらも、ジョンソク大尉(カン・ドンウォン)は、辛うじて香港に脱出する。それから4年。絶望的な日々を送るジョンソクと義兄チョルミン(キム・ドゥユン)の元に、裏社会から儲け話が舞い込む。4人のチームで完全閉鎖された半島に潜入し、トラックに積まれた2000万ドルを回収するというのだ。ジョンソクは断固拒否するが、参加を決意したチョルミンの身を案じて引き受けることに。船で半島の海域に入ったジョンソクたちは、暗い場所では目が見えない感染者の弱点を利用し、夜間に上陸する。船が港を出るまで三日の期限を切られていたが、すぐに標的のトラックを発見。しかし、クラクションの音に集まってきた感染者たちの襲撃を受ける。4人は港に逃げる途中、生き残った人間たちが組織した狂気の民兵軍団・631部隊に遭遇し、クルマがクラッシュ。感染者の群れに襲われたジョンソクを救ったのは、1台のクルマだった。その運転席にいたのは、10代の少女ジュニ(イ・レ)とまだ幼いユジン(イ・イェオン)の姉妹。鮮やかなハンドル捌きで感染者を蹴散らすジュニと共に、隠れ家に辿り着くジョンソク。そこには、姉妹の母ミンジョン(イ・ジョンヒョン)と、元軍人のキム(クオン・ヘヒョ)がいた。ミンジョンは、娘たちを脱出させるため、ジョンソクと共にトラックを奪回することを決意。一方のチョルミンは、隠れていたトラックごと631部隊のファン軍曹(キム・ミンジェ)に囚われていた。さらに、631部隊の指揮官ソ大尉(ク・ギョファン)は、トラックから発見した札束と衛星電話を使い、組織と“金さえ持ってくれば脱出させる”と密かに話しをつける。その計画に気づくファン軍曹。トラックを巡る攻防と、襲い来る感染者の群れ。タイムリミットまであとわずか。果たして、無事に脱出するのは誰か……?