作者の手を離れてネットミームとして利用され、人種差別のヘイトシンボルにまでなったキャラクター・カエルのペペの数奇な運命と社会の今現在を、アニメーションを織り交ぜながら描き出したドキュメンタリー。第36回サンダンス映画祭審査員特別賞新人賞受賞。作者マット・フューリーの友人であるアーサー・ジョーンズ監督が、元々はお気楽なキャラクターだったペペのイメージ奪還に乗り出したマットを助けるために本作を制作。Netflix『ボージャック・ホースマン』のリサ・ハナウォルトや漫画家のジョニー・ライアンなどといったクリエイターたちも登場し、フィクション=ミームが現実世界に影響を与える時代におけるクリエイターの苦しみと喜びにも触れる。