没後25年、世界初となるダイアナ元妃の劇場版ドキュメンタリー。彼女の人生、そして悲劇的な死の真相が、サスペンスフルなタッチで綴られる。監督はアカデミー賞短編ドキュメンタリー賞にノミネートを果たした経験を持ち、Netflix『本当の僕を教えて』を手掛けたドキュメンタリー作家エド・パーキンズ。ダイアナが1981年にチャールズ皇太子と婚約する数週間前から、世界中が悲しみに暮れた突然の死までの16年間が、当時のニュース番組の映像やホームビデオなどのアーカイブ映像を繋ぎ合わせて語られる。すべてが生々しくスキャンダラスに、彼女をめぐる異常な熱狂の秘密が暴かれていく。映画は誰を擁護するでもなく、徹底して第三者の目から静観する形で時代を映し出していき、一つの問いを突き付ける。彼女を本当に“殺した”のは誰か?