初めて担任を持った生徒たちの卒業式を迎える中学教師の河中。ところが、不協和音のようなチャイムが鳴り響いた途端、学校中の生徒たちが姿を消す。教頭の青山は“みなさんの役目は終わりです”と銃を乱射、体育教師の安保は鉄パイプを振り回し、次々と教師たちに襲い掛かる。そんな中、用務員の栗橋が“上位存在”について、そして今からなすべきことを告げる。“音を聞く者、知識を得る者、そして法則を知る者に会え!”。河中の同僚教師、上條や千々岩らは、この不条理極まりないゲームに身を投じ、上位存在とは何かを知るべく、外界から閉ざされた“静かな卒業式”を彷徨う……。というワークショップの課題映画に向けて奮闘する12人の俳優たちのリアル群像劇。