平凡なサラリーマンのドンウォン(キム・ソンギュン)は11年間の節約生活の末、ソウルにマンションを購入する。引っ越し当日はあいにくの雨で、同じマンションに住む妙な男マンス(チャ・スンウォン)とひと悶着起きるトラブルにも見舞われる。雲行き怪しい新生活の始まりだったが、ドンウォン一家は都会の一等地の部屋を満喫する。しかし、息子がビー玉を床に転がすのを見たドンウォンは、建物が傾いているのではないかと疑問を抱く。マンションの住民たちを集めて緊急会議を開くが、皆、身勝手な話ばかりで議論は一向に進まない。入居してから2週間後、疑心暗鬼のドンウォンは、同僚をマイホームに招いて引っ越しパーティーを開く。ドンウォンが部下のために運転代行を呼ぶと、代行業者としてマンスが現れる。マンスも交えて宴席は深夜まで続き、朝を迎える。パーティーの場で想いを寄せる女性が同僚と付き合っていることが発覚し、拗らせて深酒をしたキム代理(イ・グァンス)は、結婚式の司会を頼まれていたため、慌ててタクシーに乗り込む。ところが、鞄を忘れたことに気づいて引き返した瞬間、巨大な地響きが起こり、地面は割れ、巨大陥没穴・シンクホールが発生する。マンション全体がわずか1分で地下深くへと飲み込まれ、ドンウォンはそりの合わないマンス、タクシーごと落下したキム代理、ドンウォンの部屋に泊まっていたインターン生のウンジュ(キム・ヘジュン)らとともに、地下500mに取り残されてしまう。さらに追い打ちをかけるように大雨が降り始め、穴はどんどん水で満たされていく……。