イギリスの上流階級に生まれたルイス・ウェイン(ベネディクト・カンバーバッチ)は、父を失ったあと一家を支えるため、ロンドンニュース紙のイラストレーターとして活躍していた。やがて、妹の家庭教師エミリー(クレア・フォイ)と恋におち、身分違いだと反対する周囲の声を押し切り結婚する。ところが、まもなくエミリーは末期ガンを宣告される。ルイスは庭に迷い込んだ子猫にピーターと名付け、エミリーのために彼の絵を描き始める。“3人”は深い絆で結ばれ、残された日々を大切に過ごしていくが、ついにエミリーがこの世を去る。ルイスはピーターを心の友とし、ネコの絵を猛然と描き続け、大成功する。そして、「どんなに悲しくても描き続けて」というエミリーの言葉の真意に気づく……。