2018年に起きた西日本豪雨災害からの復興が進む瀬戸内海の島を舞台にした人間ドラマ。島で漁師をしている憲二は、数年前の豪雨災害で妻子を失って以来自ら孤立。ある日疎遠の父に会うために来島した凛子と出会い、互いに閉ざしていた心を少しずつ開いていく。監督は、広島を拠点にCMディレクターとして活躍、「テロルンとルンルン」で2019年第17回中之島映画祭グランプリはじめ数々の賞を獲得した宮川博至。豪雨で妻子を失い心を閉ざした漁師・憲二を「天上の花」の東出昌大が、挫折し進むべき道を見失った凛子を「ドライブ・マイ・カー」の三浦透子が演じる。2022年広島国際映画祭上映作品。2022年12月1日より広島先行公開。