1944年、第二次世界大戦末期のスロバキア第一共和国。森の中で娼館を見つけた歩兵部隊は、そこでひと時の休息を楽しむことに。仲間たちが娼婦と個室に消えていく中、ジャック(ラクラン・ニーボア)は流産したばかりの妻エヴァ(アリシア・アグネソン)から届いた手紙を握りしめていたジャックは、娼館を抜け出して軍から脱走。銃声を耳にしながら夜の森の中を走り、ついにエヴァと再会する。エヴァは傲慢な男バール(ブライアン・キャスプ)が経営する田舎の軍需工場で働いており、脱走兵であることを隠しジャックも工場で働き始める。一方バールは戦後の工場経営に危機感を抱いており、注文確約の条件として政府の役人ハナーチェク(ヤン・ヤツクリアク)の愛人と結婚するよう迫られる。パールと結婚するために村にやってきたその女性とは、ジャックが逃亡した娼館にいたキャット(クララ・ムッチ)だった……。