高校二年生の希美は、ある日、移動教室の机の中で、「好きだ。」とただ一言、そう書かれた手紙を見つける。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたことから、ふたりのヒミツの交換日記が始まる。そんななか、実はその手紙や交換日記が親友宛てのものだったことが判明。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことが言い出せないまま、やり取りを続けてしまう希美。いつも空気を読みすぎてしまう話し下手な希美は、思ったことをはっきりと口にするド直球な瀬戸山に次第に惹かれていく。その一方で、打ち明けるきっかけをどんどん失っていき、事態は思わぬ方へと向かってしまう。