1983年、ナイキ本社。経営難で売り上げが落ち込む中、ソニー・ヴァッカロ(マット・デイモン)は、CEOのフィル・ナイト(ベン・アフレック)から、バスケットボール部門の立て直しを命じられる。しかし、コンバースとアディダスが83%を占めるバスケットシューズ界で、ナイキの前に立ちはだかる壁は、あまりにも高過ぎた。“自分たちは負け犬だ”と嘆く中、ソニーと上司のロブ・ストラッサ―(ジェイソン・ベイトマン)が見つけたのは、当時まだNBAデビューもしていない無名の新人選手。ソニーは、人生を賭けてその母親に会いに行く。だが、その無名選手こそ、後のスーパースター、マイケル・ジョーダンだったのだ。こうして、ジョーダンを発掘したナイキチームは、今までのルールを変える一発逆転の賭けと取引に出る……。