1920年代のアメリカ。田舎の青年ロイド君、憧れの大学に入学を許可された。学長が新入生の歓迎挨拶をすることになっていた講堂の演壇に上がらせられたロイド、人気俳優のスピーディーの身振りよろしく、奇妙な演説をぶち、珍芸を披露して場内は爆笑の渦。学校中の人気の的となった。下宿の可憐な娘ペギーは、純情なロイドに一目惚れで何くれとなく世話をやく。2人はすっかり意気投合した。ある日、フットボール部から声がかかり、補欠選手のつもりで入部した。ところがその“練習”の激しいこと、タックル練習用の人形代わりにさせられたり、水汲みをさせられたりする、とにかく頑張った。毎年10月の人気ナンバーワン学生に彼が選ばれ、有頂天だった。パーティー席上、ふと見ると1人の上級生がペギーに何やら迫る気配、ロイドはその学生を殴ったがその男の口から「お前は本当の人気者なんじゃない。ただ、オモチャにしているんだ」と言われ、恋人の手前、負け惜しみをいうが、「あるがままの自分になって、本当の人気者になって」と言われてハッスル、次の試合で思いきりやるぞ、と誓った。試合は3対0で負けは確実、負傷者も続出した。やぶれかぶれの監督はロイドを出場させた。ロイドも期待?に応えて珍プレイながらトライを重ね、遂に3対6と逆転した。控室に戻るロイドはもみくちゃ。やれば出来る!ロイドは本当の人気者になった。