新年早々悪天候が予想されるなか、シンガポールから東京を経由しハワイ・ホノルルへ、会社の指示で難しいフライトに臨むトランス機長(ジェラルド・バトラー)。離れて暮らす愛娘とホノルルで久しぶりに再会することを待ち焦がれていた彼だったが、離陸直前、移送中の犯罪者・ガスパール(マイク・コルター)の搭乗が告げられる。かつては大手航空会社に在籍していた実力派パイロットのトランス。順調なフライトを迎えたかに思えたが、フィリピン沖上空で、突如激しい嵐と落雷に巻き込まれてしまう。機体の電気系統は機能停止、通信も途絶えコントロールを失ったトレイルブレイザー119便。トランスは意を決し着水の準備に入るも、寸前で目の前に広がった孤島へ奇跡的に不時着する。一命をとりとめたトランス機長を含む乗客17名だったが、その島は反政府ゲリラが支配する無法地帯・ホロ島だった。トランスは飛行機と乗客を残し、島からの脱出の手がかりを求め、ガスパールとともに島の探索へと向かう。やがて廃倉庫で見つけた電話を配線し、なんとか娘を介して現在地を知らせることに成功。だが、その間にゲリラによって乗客たちが人質に取られてしまう。そんななか、消息不明となった119便の事態を重く見たトレイルブレイザー社は、外部から元軍人の危機管理担当者として腕利きのスカースデイル(トニー・ゴールドウィン)を招集。彼は対策室の反対を押し切り、乗客の救出へ傭兵チームを派遣する。一方、囚われた乗客たちの身を危ぶむトランスは、救助を待たずに元傭兵だったガスパールと手を組むことを決意。難攻不落のゲリラ拠点へ2人だけで乗客救出へと向かうのだが……。