噛まれたら生き血を求めて人間を食らう生ける屍ゴーレムと化す謎の感染症が広がり、間宮響はこの事態に戸惑いながらも、恋人・小笠原来美を守るために、出会った仲間たちと共に戦ってきた。しかし来美がゴーレムウィルスに感染し亡くなり、二人の間に生まれた愛娘ミライが何者かに連れ去られてしまう。一方、ほんの一握りの限られた人のみが入ることを許される人類最後の希望の都市“ユートピア”には、特権階級が区分けされた2棟の高層タワーがそびえ立ち、研究タワーの最上階ではゴーレム惨禍を生き残った優秀な研究者たちが集められ、ゴーレムウィルスに対するワクチン(治療薬)の開発研究が行われていた。特殊な抗体を持つミライはここで抗体ワクチン用の研究材料となっていたのだった。響は5人の男たちと共にミライの救出に向け動き出すが、タワーの罠と様々な裏切りが待ち受けていた……。