藤沢さん(上白石萌音)は月経前症候群(PMS)を抱えており、生理前になるとイライラを抑えることができなくなる。ある日、やる気がなさそうに見える同僚の山添くん(松村北斗)のちょっとした行動が引き金になり、藤沢さんは怒りを爆発させてしまう。一方、山添くんもまたパニック障害を抱え、心が思い通りにならず、電車など逃げ場のない場所に行けなくなってしまっており、様々なことを諦めて生きがいも気力も失っていた。少しずつ互いの事情と孤独を知り、友達とも恋人とも異なるどこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。職場の人たちの理解に支えられながら、二人は自分の症状は改善されなくても相手を助けることはできるのではないかと思うようになっていく。