吉本興業は、地方創生を目的に、芸人が全国に移住し地域に密着した活動を行う『あなたの街に住みますプロジェクト』を2011年よりスタート。お笑いコンビ『ソラシド』の本坊元児は、大阪で10年、東京で8年活動。東京では生活のために建設現場でのアルバイトに追われ、2015年にはそんな過酷な日々を綴った著書『プロレタリア芸人』で注目された。2018年10月、『ソラシド』は『住みます芸人』として山形県に移住。39歳で縁もゆかりもない山形に移住した本坊は奮闘するが、やがて新型コロナウイルス感染症が日本国内にも流入し、コロナ禍が始まる。2020年3月、本坊は畑付きの古民家を月100円で借り、独学で農作業を始める。その悪戦苦闘の様子をYouTubeで配信し始めたところ、全国的に注目されるように。そんな本坊を1,000日に渡り記録。一人の芸人がお笑いと農業に向き合って生きる姿を追った。