フロレスタン王国の姫君オーロラが誕生した祝いの宴。親交の深い4つの国の王夫妻と子供たち(のちに姫の婚約者候補)、各国を守護する妖精たちが招待されている。そこへ、会に招かれず激怒した隣国の君主カラボス(小林美奈)が乱入。「姫は成長したら命を落とす」と予言するが、フロレスタン国の守護妖精リラ(成田紗弥)がカラボスを杖に封じ込め、平穏を守るのだった……。まもなく16歳を迎えるオーロラ(日高世菜)が、森で楽しいひとときを過ごしていると、狼が現れ姫に襲いかかる。そこに通りかかったデジレ王子(山本雅也)はオーロラを助けるが、ふたりはたちまち惹かれ合い、再会を期待して別れる。だがその直後、カラボスの手下である赤ずきんに森の奥深くへと誘い込まれた王子は、封印されていた杖を引き抜き、カラボスを復活させてしまうのだった。カラボスは、姫を殺めるよう王子に呪いをかける……。オーロラ姫の誕生日。婚約者候補の王子たちの中にデジレの姿を見つけた姫は、森で会った時とは別人のような彼に戸惑いを隠せない。そんななか、カラボスに操られている王子は危険な魅力で姫を惑わし死へ導いてしまう。やがて呪いが解け、王子は自らの行いを悔やむのだが……。