1999年、韓国大学機械工学科に通うヨン(ヨ・ジング)は、皆既月食の夜、無線で交信を始める。交信の相手ムニ(チョ・イヒョン)は同じ大学に通う学生だと知り、翌日大学構内で会う約束をしたものの、約束の時間が過ぎても一向にムニは現れない。一方のムニも土砂降りの雨の中ヨンを待ち続けていたものの、ヨンが現れることはなかった。その夜ヨンとムニは互いにすっぽかされたと責め合うが、話が噛み合わない。その後何度か交信を重ねていくうちに、ヨンは1999年、ムニは2022年と、異なる時代を生きていることに気付く。半信半疑だった二人は次第にこの奇跡のような状況を受け入れ、会話は弾み、ムニはヨンにとってかけがえのない存在となっていくが……。