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ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~

  • げばるとのもりかれはわせだでしんだ
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  • 平均評点

    74.3点(16人)

  • 観たひと

    22

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    5

基本情報

ジャンル ドキュメンタリー / 社会派 / ドラマ
製作国 日本
製作年 2024
公開年月日 2024/5/25
上映時間 134分
製作会社 「ゲバルトの杜」製作委員会(ポッ ト出版=スコブル工房)(制作:スコブル工房)
配給 ノンデライコ
レイティング
アスペクト比 16:9
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ ビデオ 他
音声
上映フォーマット デジタル

スタッフ

監督代島治彦 
劇パート 演出鴻上尚史 
劇パート 脚本鴻上尚史 
原案樋田毅:(「彼は早稲田で死んだ大学構内リンチ殺人事件の永遠」文藝春秋)
企画代島治彦 
プロデューサー沢辺均 
撮影加藤孝信 
音楽大友良英 
編集代島治彦 

キャスト

(C)「ゲバルトの杜」製作委員会

場面

予告編


     

解説

第53回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した樋田毅の著書『彼は早稲田で死んだ』を原案に、「三里塚に生きる」「三里塚のイカロス」「きみが死んだあとで」の代島治彦監督が、学生運動終焉期にエスカレートした“内ゲバ”の真相に迫ったドキュメンタリー。70歳前後の当事者たちの証言が積み重ねられていくなか、100人を超えた“内ゲバ”の犠牲者たちは、なぜ死ななければならなかったのか、大きな疑問が広がっていく。内田樹、池上彰、佐藤優らの証言に加え、川口君事件を再現する短編劇パートの脚本・演出を鴻上尚史が手掛け、「カムイのうた」の望月歩らが出演。音楽は代島監督作品には欠かせない大友良英。“内ゲバ”の不条理と“あの時代”の熱量と悔恨を、立体的な手法で刻印した。

あらすじ

1972年11月8日、早稲田大学文学部キャンパスで、ひとりの若者が殺された。犠牲者の名は、第一文学部二年生の川口大三郎。文学部自治会を牛耳り、早大支配を狙う新左翼党派・革マル派(日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派)による凄惨なリンチが原因だった。好奇心旺盛な普通の若者だった川口君は、なぜ殺されねばならなかったのか。川口君リンチ殺人事件に怒った早大全学の一般学生はすぐに立ちあがる。革マル派を追放して自由なキャンパスを取り戻し、民主的な自治会を作ることを目的とした“早大解放闘争”が始まり、世間の注目を集める。それは“内ゲバ”の時代を終わらせ、新しい学生運動を生み出す可能性を秘めた闘いのはずだった。しかし、革マル派の“革命的暴力”の前に一般学生は敗れ去り、わずか一年で闘争は収束。そして皮肉にも川口君リンチ殺人事件を機に革マル派と中核派の“内ゲバ”は、社青同解放派(日本社会主義青年同盟解放派)をも巻き込む形でエスカレートしていく。その結果、100人の“内ゲバ”の犠牲者が出た。彼らはなぜ死ななければならなかったのか。理想に燃えた約50年前の若者たちが犯した失敗を、理想に燃える未来の若者たちが二度と繰り返さないため、私たちは知らなければならない。

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