高校のカーリング部コーチとして働きながら、穏やかな日々を送るジュヨンは、アイススケートの元韓国代表選手。彼女の下にある日、かつての同僚、ユラの自殺の報せが入る。ジュヨンは、ユラが自ら命を絶った理由をすぐに察する。ジュヨンは選手時代、協会のコーチだったヒョクスに性的暴行を受けていたが、ユラも同じ目に遭っていたのだ。当時、ジュヨンはヒョクスを訴えたものの、世間から好奇の目で見られることに耐え切れず、自殺未遂を図り、記憶を封じ込めることでなんとか生きながらえてきたのだ。ユラの死をきっかけに、かつての記憶を蘇らせるジュヨン。そんな中、コーチに復帰したヒョクスは、ジュヨンの教え子スジの引き抜きを企んでいた……。