インドの国家諜報機関RAWでは女性局長のメナン(レーヴァティ)が、亡くなった最高責任者シェノイに代わり指揮を執っていた。アフガニスタンに潜入していたエージェントのゴーピー(ランヴィール・ショーリー)が危機に陥り、メナンはタイガー(サルマーン・カーン)に救出を依頼する。タイガーは瀕死のゴーピーを救い出し、ヘリに乗せるが、ゴーピーは「二重スパイがいる。女性……ゾヤだ」と言い残し、絶命する。妻ゾヤ(カトリーナ・カイフ)への疑念を抱きつつ帰宅したタイガーは、少年に成長したジュニアとの日常の暮らしに戻る。しかし、次の任務でロシアに赴いたタイガーを襲ったのはゾヤだった。1999年、パキスタン国家諜報機関ISIのエージェントだったゾヤの父がテロで亡くなり、ゾヤはISIのアーティシュ・ラフマーン(イムラーン・ハーシュミー)をメンターとして組織に加わったが、彼に従わざるを得ない事態が起きたのだった。12年前にある事件でISIを追放されたアーティシュは、現首相イラニ(シムラン)を暗殺し、軍の指導者とともにパキスタンの全権を掌握することを目論み、そのためにゾヤとタイガーを利用しようとしていた……。