ビール瓶を飲み込んだ蛇のようで、飛んだり、転がったりと、様々な目撃情報があるものの、未だに発見されていない謎の生き物であるツチノコ。かつては妖怪として恐れられたが、現在ではゆるキャラにもなるなど人気者となっている。監督の故郷・岐阜県東白川村はツチノコ遭遇報告が多く、村をあげて本気で捜索を続けていることで知られている。監督も幼少期はツチノコの存在を信じていたが、故郷を離れてからはその思いは冷めていった。何を失ったのか、本当に大切なものは何なのかを求め、9年にわたり日本全国に残るツチノコ伝承や目撃談を取材・検討。誰も見たことがないツチノコの世界を描き出し、ツチノコが今も全国で愛され続けている理由に迫る。