日本・東京生まれ。ノルウェー人だが、父の仕事の関係で世界各地を転々とした後、ロンドンで演技を学んで舞台に立つ。50年代末に映画初出演。66年の「仮面/ペルソナ」でイングマール・ベルイマン監督と出会い、以後、コンビで「叫びとささやき」(72)、「ある結婚の風景」(74)などを送り出す。「鏡の中の女」(75)ではアカデミー賞主演女優賞候補にもなった。私生活でも、21歳年上のベルイマンと不倫同士の関係を経て同棲。5年後に別れるが、娘リンが生まれる。カンヌのコンペ部門に出品された監督作「不実の愛、かくも燃え」(00)もベルイマンが脚本を執筆しており、ベルイマンが亡くなるまで協力関係は続いた。