アメリカ・インディアナ州生まれ。幼い頃に母を亡くし、親戚に預けられるなど孤独な少年期を過ごす。カリフォルニア大学の演劇科で学び、「底抜け艦隊」(51)などに端役として出演するもキャリアは低迷。ニューヨークに移り、アクターズスタジオで演技を学びながらブロードウェイの舞台に立つ。舞台「背徳者」に出演しているところをエリア・カザン監督の目に留り、「エデンの東」(54)の主役に抜擢される。同作でいきなりアカデミー賞主演男優賞候補となり、ティーン・エイジャーたちの“反抗”のアイコンとなった。一気にスターとなるが、たった3作の主演作を残して、24歳で自動車事故により急逝。日本で「エデンの東」が公開されたのは、彼が亡くなって間もない10月のことだった。