イギリス生まれ。秘書をしていた時にスカウトされ、モデルの世界へ。「ナック」(65)の端役で映画デビュー。演技を学びながらイタリアへ渡り、ルキノ・ヴィスコンティ監督の「地獄に堕ちた勇者ども」(69)に出演し、退廃的な魅力で国際的な注目を浴びる。アメリカ映画やフランス映画など、国境を越えたフィルモグラフィが彼女の特徴で、大島渚監督の「マックス、モン・アムール」(86)にも主演している。父はベルリンオリンピック金メダリスト、母は画家という環境で育ち、軍人でもあった父親の仕事の関係でNATOの基地を転々とした。彼女が語学に堪能で国際的な俳優活動をしてきた背景にはそんなことも影響している。