群馬県吾妻郡草津町の生まれ。桐生市の樹徳高校を卒業後、会社員経験を経て、1995年にモデルとして芸能界入り。97年の角川春樹監督「時をかける少女」で映画初出演し、ヒロインと恋をする未来から来た少年・深町一夫役で俳優デビューを飾る。同年のテレビ朝日『運命の恋人』の美術部員役でドラマにも進出し、以降は、テレビ朝日『新選組血風録』98の沖田聡司役をはじめ、フジテレビ『ドンウォリー！』98、『ナオミ』99、『イマジン』00、TBS『独身生活』99、『Summer Snow』00などのテレビドラマを中心に活躍を続ける。2000年のテレビ朝日の時代劇『熱血！周作がゆく』で、江戸に剣術修行に来た北辰一刀流の開祖・千葉周作役で連続ドラマ初主演を飾り、同年の浜本正機監督「ekiden／駅伝」では伊藤高史演じる主人公のライバルで、大学駅伝から名門実業団に進む早川義彦役を演じて注目される。その後も、日本テレビ『別れさせ屋』『本家のヨメ』01、テレビ朝日『菊次郎とさき』01、フジテレビ『ウソコイ』01などドラマ出演が続き、02年の日本テレビ『天国の階段』で、佐藤浩市演じる主人公の実業家に復讐の念を秘めて接近する青年・本橋一馬役を好演。続くテレビ朝日『ツーハンマン』02では、普段は地味なクレーム処理係だが、ひょんなことから通販番組の人気プレゼンターとなる主人公を演じてインパクトを残す。03年、フジテレビの人気単発サスペンス『浅見光彦シリーズ』で榎木孝明に代わって主人公の浅見光彦役をつとめることになり、第15作の『金沢殺人事件』から11年11月の最新作『悪魔の種子』までシリーズは継続中で、計28作に主演する代表作となる。この03年には陣内孝則が自らのバンド時代の体験を基に監督した自伝的映画「ロッカーズ」に主演し、陣内自身がモデルのヴォーカル・ジンを演じた。07年の須賀大観監督「スピードマスター」でも、心に傷を負いレースから遠ざかっていた寡黙な走り屋・赤星颯人役で主演。テレビドラマはほかに、日本テレビ『14ヶ月・妻が子供に還っていく』03、NHK『農家のヨメになりたい』04、『飛ばまし、今』06、フジテレビ『東京湾景』04、『絶対彼氏・完全無欠の恋人ロボット』08、テレビ朝日『アタックNo.1』05、テレビ東京『よろずや平四郎活人剣』07、TBS『ハンチョウ・神南署安積班』09～11、WOWOW『扉は閉ざされたまま』08、『借王（シャッキング）Ⅱ・運命の報酬』11など多数がある。