武蔵野美術大学在学中の1985年にヤングマガジン主催のちばてつや賞を受賞してまんが家デビュー。1990年には「老人Z」の美術設定でアニメーション作品に初参加。その後「走れメロス」(1991/レイアウト)「機動警察パトレイバー The Movie」(1993/美術設定・レイアウト)「MEMORIES/彼女の想いで」(1992/脚本・美術設定・レイアウト)などを経て、「パーフェクト・ブルー」(1998)で監督デビュー。続いて、自ら原案・脚本を務めた監督作「千年女優」(2002)では毎日映画コンクールの大藤賞や文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞など多数の賞に輝く。以降も映画「東京ゴッドファーザーズ」(2003)の監督・原作・脚本・キャラクターデザイン、TVアニメシリーズ『妄想代理人』(2004)の原作と総監督を務めた。2006年に監督した筒井康隆原作のアニメーション映画「パプリカ」はヴェネチア国際映画祭のコンペ部門に出品されるなど世界的評価を獲得している。2010年8月24日死去。次回作「夢みる機械」の準備中だった。